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7インチタブレットは今後本格的なゲーム機となり得る可能性を秘めた存在。

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Grand Theft Auto: Vice CityのiOS版

 まず初めに。VITAとか3DSじゃなければ遊べないゲームも多いし、据え置き型ハードウェアによる圧倒的高性能なゲームも比較対象には入りません。手軽さや利便性などの兼ね合いも考えると、ソーシャルゲームの様なものでは遊べない様なゲームが遊べるハードとして、そろそろスマホやタブレットも認めてあげても良いのではないかと思います。

 今回はある程度時間を要する様なゲーム以外の事を「手軽なゲーム」と表現してますが、意図的にこの言い回しにしてます。

 この写真のGTA VCは手軽なゲームではないけど、テレビに向かって遊ぶよりは圧倒的に手軽。更に言うとゲームのロード時間とかも無ければ保存も読み込みも一瞬で、iCloudでのセーブやロードも対応してる為、iPadやiPhone、iPad miniを自由自在に出来るし、本体を機種変更したり壊したりしてもセーブデータがなくならないのは安心感。

手で持って遊ぶと考えると7インチタブレットが現状最適。

 時間泥棒撃退の為、ゲームはあまりやらない様にしてるのですが、最近スマートフォンやタブレット向けに、ドリームキャストやプレイステーション2でヒットしたゲームの移植が増えてきてて、セールで170円とかだったり、通常価格でも450円とかそのくらいで手頃なため、ついつい買ってしまっています。

 単純なカジュアルゲームだけではなく、ある程度の時間を要するゲームが、専用ハードではなくいつも持ち歩いてるスマートフォンやタブレットで遊べるのは手軽で良いなと思いました。

 現状、本体を持って操作するゲームが殆どな為、コントローラーとして考えると最適な大きさのiPhoneや4インチサイズのスマホも、ゲーム画面と考えると、画面が若干小さめ。一方、画面サイズは十分だけどiPadだと大きくて重すぎる。

 そこで、おすすめなのが7インチタブレットです。

 私がおすすめなのはソフト数が多いiPad miniですが、Nexus 7も悪くないと思います。どちらも軽量。現時点ではKindle Fire 8GBKindle Fire HDも約400gとちょっと重いので、持って遊び続けるには疲れやすいですが、Kindle Fireに関しては、これら2つとはまたちょっと違う利点もある為、後述します。

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 Real Racing 3。Android版もiOS版もありますが、私はKindle Fire版で存在を知り、Kindle Fire HDをテレビに繋げて遊んでみました。

Kindle Fireはゲーム機として、価格的にも、仕組み的にも最適だけど……

 Real Racing 3の様にリアルなゲームも数多くありますが、Kindle Fireは手軽なゲームを沢山入れておいて、リビングに置きっぱなしにして置くようなハードだと思います。電子書籍にも音楽にもゲームにも簡単にアクセス出来るし、ネットも簡単に出来るし。

 Kindle Fireはゲーム機として買って子供に与えても面白いと思う理由の一つに、毎日無料で公開される有料アプリの大半がゲームアプリだという部分があるのですが、これらのゲームは大半が手軽なゲームです。

 同じ「7インチタブレットのゲーム機」としても、ちょっと今回の例とは意味合いが異なるかも。手軽なゲームが手軽に手に入る、本体代も安いハードがKindle Fire 8G。ただしHDの10点タッチと違って、8GBの方は2点タッチなので、複雑な操作のゲームは難しいかも知れません。

 私が持ってるのはHDですが、同時に二箇所以上タッチした事は、ピアノアプリで遊んだ時以外ないけど。

 Kindle Fire HDの方でも15,800円と一番安価で、尚且つHDMI出力が標準でついてるし、スピーカーはステレオで高音質(単純に音がデカいのが凄い)だし、解像度も現時点ではこれらとの比較だと一番だし、ある程度複雑なゲームをするのにも適してるとは思うので、今後の進化等に期待。 

 ただし、テレビにゲームを映しだして遊ぶのは、コントローラーの様に凹凸が無いハードを持った場合、手探りでボタンが探せない為、なかなか思うように遊べませんが、レースゲームの様に本体をハンドルに見立てて動かして遊ぶ様なゲームは良好。

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 クレイジータクシー Crazy TaxiのiOS版

そろそろAppleかGoogleが公式にスマホ用コントローラーを大々的に売り出していい。

 やはり、ある程度複雑なゲームになってくると、コントローラーが欲しいなと思えてきます。

 例えば、冒頭の写真のGTA VC。操作は慣れが必要かと思いましたが、タッチ位置をカスタマイズ出来るし、広くキーを配置出来るiPad miniならばすぐ慣れました。タッチする位置を調整出来るし、移動キーに関しては特定に場所じゃなくても動作してくれるので便利。

 一方、クレイジータクシーは、左右移動がバーチャルボタンとして固定されてる為、白熱してくると指がズレてしまい操作ミスが増えてしまいます。特に使用頻度が多い、いわゆる十字キーに相当する部分は、どこをタッチしても液晶左半分だったらどこでも十字キーとしてOKとかにして欲しいなあ。GTA VCがまさにそんな操作性でした。

 今後、Apple辺りが専用のコントローラーか何かをBluetooth規格で出して、iPhoneをはめ込めたりだとか、そういったゲーム機としても使えるみたいな方向性を、もっともっと本格的に推し出してくれたら、より規格が柔軟なAndroidも追従してくるだろうし、そうなってくると元々ゲームハードとしても推してるKindle Fireもまた新しいアプローチを仕掛けてくるだろうし。

 コントローラーのキー配列などもある程度統一されてくれれば、より便利。まあ殆どがプレイステーションやXBOX360みたいな形状だから、そのままで十分だと思うけど。

 昔、次はOS統一の時代が来ると言われてたゲーム機も、形を替えて実現しそうな状況なんだなあという実感。

※ちなみにAndroid端末では現時点でもゲームコントローラーは利用可能(接続可能がより正確)です。

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最後にGTA VCのiOS版について

Grand Theft Auto: Vice CityのiOS版

※追記
GTA VCはiCloudセーブに対応してる為、アプリを消してもセーブデータを保管しておくことが出来ます。GTA3もアップデータでiCloud対応になりました。

 GTA VCは、うまいことバランス再調整されてて、制限時間が長くなってたり、ピンチインアウトを使って拡大縮小させるシーンがあったり、いわゆる右スティックでの周辺確認みたいな操作が出来る様になってるので、今、プレイステーション2でGTA VCを遊ぶよりは圧倒的に快適に遊べると思います。

 iPad miniは家では殆ど使ってなかったんだけど、最近、腰痛防止で定期的に休憩でGTA VCで遊んだりしてます。寝る前にちょっとだけのつもりが長時間遊んでしまい反省。

 こういうゲームがすぐ初めてすぐやめられるならば、それは手軽。VITAじゃなければ遊べないゲームがスマートフォンで遊べる日が来るのはそう遠くないと思いますが、手軽なゲーム以外のものが遊びたいユーザーすらも、スマホやタブレットが取り込む日も近い。

 例えば、ドラクエは一番売れてるハードで出すって昔明言してたけど、それでいくと次はスマートフォンって事になるよね。出るかどうかは別として、出てもソーシャルゲームな気がするけど、そうではなく、ソーシャルゲームの要素を取り入れてもいいけど、あくまで通常タイトルとして出して、課金なしでも普通にクリア出来るならば、専用ハードはますますピンチ。Wii版ドラクエみたいなオンラインゲームとかって嫌いな人も多いし。

 AndroidなりiOSなりで、過去の作品全てが遊べる様にライブラリ化とかしてくれたら便利なんだけどなあ。既にWiiウェアとかハード別に提供されては居るけど。 


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