自分で調べようともしない、理解しようともしないという人が厄介なのは事実だと思いますが、理解できない相手が悪いのではなく、理解させる能力がない自分が悪いというケースもあるので、一概に決め付けるのは考えもの。
とか言って、最初に言ってしまうと、理解出来ないものをまるで理解しようともしない人は個人的に苦手だけど。
これ、ちょっと別の言い方で言ってみると
「難しい事を難しくしか説明できない人」
は、様々な要因で仕方ないと思えるケースも多いけど
「簡単な事を難しく説明する人」
は、論外。説明が下手な人もしくは、利口ぶろうとして方法論を誤ってる馬鹿。
例えば、自分がパン屋さんを経営してて、常連客は全員お年寄りとかだったとしたら、ポイントシステムをスマホ対応とかにしても意味ないし、そこで「いまどきスマホを使いこなせないなんて情弱め」と切り捨てるのは大間違い。
そこで、自分の経営してるパン屋の主要ターゲット層が、スマホ利用者層とかぶってるんだとしたら、「スマホを使いこなせない人」というのは圧倒的に少ないだろうから、そこで「コストを考えたら、仕方ないけどスマホ利用できない層は切り捨てよう」みたいな考え方もありだけど。
これ、要は自分の理想像を人に押し付けるなって事だよね。
もう少し違う例えをすると、特定のサービスとかでフィーチャーフォン利用者が多いのに、無理にスマートフォン対応させても意味ないと思うし、そこで今どきフィーチャーフォンなんて……とかいうのも間違ってるし。
最先端、最新を追い求めれば良いというものではないし、もしそういったものを定着させたいのであれば、自身が布教なりして広める必要がある訳で。パン屋の例で言うと、お年寄りに合わせて単純なポイントカードとスタンプみたいなのを導入するのが一番だけど、どうしても最先端にしたければスマホの良さや手軽さを解くなり、代替として簡単に扱えるタブレットを勧めるなり、そういった努力も必要になってくると思う。
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