まず、最も大事な事は「短所を改善する努力より、長所を伸ばす努力が大事」という便利な言葉を言い訳にしない事です。
そして、好きな事＝長所ではありません。
武器である長所が活かせない状況になるくらいだったら、短所に目を瞑った方がましだというだけで、改善できる短所は、改善した方が良いに決まってます。
なので、自分の短所を改善しようとするあまり、長所まで潰してしまってないか見極めが大事です。
自分の長所は明確に認識しておきましょう。
繰り返しますが、長所＝好きな事ではありません。ですが、大概は好きな事が得意な事でもあるので、その得意な事であるところの長所に、自信が持てる様な努力は大いにするべきだと思います。短所について考えるのはそれから。
短所を無視するなんていうのは、基本的に都合の良い言い草で、それが許される人はどうしても限られてしまいます。
なので、短所を改善するのも決して悪い事ではありません。というより、短所の改善がそんな簡単に出来るならば、それこそ絶対にやるべきだと思いますが、おそらく長所を伸ばす数万倍難しいと思います。
短所というのは自分の欠点です。苦手な事。例えば英語が出来ないのがデメリットだと感じるのであれば、それの解決策を考えた上で、解決しない場合のデメリットを具体的に認識した上で、どうすれば良いか考えましょう。通訳を雇うのでは駄目なのか、とか。
プライベートな事に関して言うと、短所が多い人は、よっぽど長所が秀でてない限り、まず嫌われます。
ビジネス等に関して言うと、短所の指摘ばかりしてくる人を敬遠したくなったり、自分の考えた事ややっている事全てを長所として肯定したくなりがちですが、どちらも間違い。
やはり色々な目線というものは大事なので、多角的に判断出来る様になった方が絶対に良いです。その為、耳に痛い事を言われたからって子供みたいにいじけたり、反射的に反発ばかししていても何の意味もありません。
自信がある事、どうしてもやりたい事ならば周囲になんと言われようともやればいいだけの話だし、人の意見を聞いて改善したほうが良いとか、やめた方が良いと思うのならばやめるべきです。
なんにせよ、人の意見に左右され過ぎるのも良くない事なので、まずは自分の考えに自信を持つことと、自分を過信し過ぎない事。どちらも大事です。
人の真似をする事は大事ですが、自分を過信し続ける事で成功したと言ってる成功者の方々も、自分の意見を全て最上として、他の意見全てを却下してきた訳ではありません。個人の才能頼みでの成功なんて、それこそ成功が稀な部類に入るアーティストでも極めて稀な例。
これは私自身の解釈ですが、自分を信じろというのは、「自分がいけると判断した事に対する自信を失わない様にする」という意味で言ってるのであって、本当にいけるとも判断出来てないのに、肝心なところを考えていない妄想を信じ続けろと言ってる訳ではないと思います。
ここ一年程度の私自身の実体験に基づく実感ですが、妄想癖を持った起業家は凄く多い気がしてます。具体性がなかったり、肝心の部分が運頼みと言ってる様にしか聞こえなかったりなど。
ですが、これも大事なのですが、妄想癖だろうがなんだろうが、実際に行動してる人間こそが正義です。何もしなければ無。無で無難に生きるという選択肢ももちろんあるので、最終的には何を選ぶにせよ、何をやるにせよ、全ては自己責任という事です。
だからこそ、自分の事は自分で決めるのが大事だと思います。後悔が少ない。
人の意見を取り入れるのも無視するのも、長所を伸ばすのも短所を気にしないのも、全て自分で選ぶ事が大事。そもそも全ては自分自信の為な訳だし。
状況に応じて考えをどんどん変えていく柔軟性は大事だけど、最初に決めた事をやり遂げる事が大事という考え方もあって、結局のところ勝てば官軍な訳で、何事も一概には言えないのです。世の中ってそんなもん。
よく口にしてる事だけど、七転び八起き、七転八倒の差は、結局のところ考え方の違いな気がします。
自分に自信を持とう。
どういう選択をするかも、結局は自分の自信によって変わってくる訳だし。長所を伸ばすか、短所を改善するかを選ぶにしても同様。
自分の事が好きになれないようでは、人は集まってこないし、人が集まって来なければ何も出来ないのです。そして、「自分の周りには人が居ない」なんて公言してる様な人の周りに人が集まってくる訳がありません。今いる周囲の人間が不快に思って、ますます人が居なくなります。
他の例えで言うと、周りはしょぼい奴、嫌な奴だらけだと思うならば、まず自分がしょぼい奴じゃなくならなければ駄目。人間はよくも悪くも同じレベルの人間が集まります。
自分は何も改善していない癖に、周囲にばっかり望んだり文句を言ったりするのは間違い。それこそ、よほどの長所がなければ、周りからどんどん人が離れていきます。
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