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買い替えを意識しすぎるあまり、売ることを前提に考え過ぎない。

この記事の所要時間: 70

常に新しいものを使い続けてると、古いものを使わなくなってしまいます。そこで古いものはなるべくはやく手放した方が、価値が高く、そして綺麗に使い続ければ使い続ける程、更に価値は高くなります。

そうやって使うのが面倒臭ければ、雑に使えるものと、大切に使うものの両方を買ってみるのも良い、というのを以前、書きましたが、今回は、ちょっと違う観点から。

過去エントリー→雑に扱えず利便性を損なっているならば複数所持するという方法論。

売る、という観点なので、やはりどうしても電子機器類に限定されてしまいがちですが、売るという観点ではなく、利用しているのかしていないのかを見極めるという観点で考えると、他のもの、他の事にも当てはまると思います。一部、上記、過去エントリー内容とかぶりますが、今回は、見極め、売らない勇気、使い捨てる勇気の話が中心です。

◆いきなり結論。
なんかちょっと長くなってしまったので、先に結論を箇条書きします。今回はだいたいこんな感じの話です。
・価値がある内に売っておけば良かったと考えるのは、使ってもいない放置してた物に対してだけで充分。
・放置しそうならば買わない。
・修練したいと思える程でもないもので、使い勝手が悪かった場合はさっさと手放す。道具はあくまで道具。
・ちょっとでも使ってたとして、後にいらなくなったから手放すとなった段階で、価値がなくなってても気にしない。
・安いからこそ、使い潰すつもりで使い続ける。雑に扱えるのは気楽。
・基本的にこれらの事は、頭でわかっていても実践するのはなかなか難しいため、覚悟が必要。
・売っても大した金額にならないならば、使う人が居るならその人にプレゼントしてしまった方が有意義。ただし、自分にとって要らないものを人に押し付けてるんだから、恩着せがましい事を言うのは禁止。見返りを求めない。

 

◆使わなくなったらすぐ売る。
大前提ですが、使わなくなったらすぐ売ってしまうのは良いと思います。使うかもしれないと寝かせておいたりすると、場所もとり価値もどんどんなくなります。寝かせておくくらいだったら、使う人にプレゼントしてしまった方が有意義です。例えば私は使わなくなったiPad、デジカメなどは母親と姪にプレゼントしています。

 

◆本当に使わないのか考える。
売りどきを意識するあまり、まだ使ってるのに手放してしまう、手放すことを意識してしまうというのは、よくある事です。特に、ガジェットの場合、複数台持ってると「これはもう要らないのではないか」と思える事はよくあります。

そこで、私はSONYのReaderという電子書籍端末を手放してしまいましたが、性能や操作感に不満はなかったし、購入した書籍もあったので、AndroidタブレットでSONY Readerアプリを使うまで、読めなくてちょっと手放した事を後悔していました。買値が安いものは売値も安いので、無理に売らずに使い捨てる事も大事だな、と実感しました。

 

◆安価なものは使い捨てる。
雑に使うとか、売らないで使い捨てるとか口で言ってますが、実際はなかなか難しいです。

例えば
「9800円で買った電子機器を今ならば8000円程度で売却出来て、使用頻度は使って入るけど低い。そして専用端末の方が便利だけど、新しく買った◯◯で代用可能」

といった場合。まさにSONYのReaderがそんな感じでした。

本当に代用出来るか実験してみたい、その為には本当に手放して追い込まないとやらない、といった観点ならば良いけれども、見切り発車で手放してしまうと後悔する事もあります。

たしかにその時に手放さないと価値は下落していくかも知れませんが、こういったものは用途限定で買ってるケースも多いので、その用途を満たしているならば無理に売らずに、使い潰す方が得策です。

 

◆使っているならば、価値の下落など気にする必要はない。
用途限定で買った物を以前ならば高額で売れたけど、だんだん価値は下落していきます。

それは当然の事だし、使い続けてたのならば気にする必要はなし。価値が下落した段階で、あの時売っておけば良かったとは考えるのは間違いです。売らない事で、その期間中は利用出来てたので無価値ではないです。

素早く行動にでなかったから価値が下がってしまったと考えがちですが、それは使ってもいないで単に寝かせてしまっていた時の事です。

例えば、住んでるマンションの価値は年々下がってきますが、住み続けるならば別に価値の下落など気にする必要がないのと一生で、マンションを買い換えたいならば考慮すべきだけど、その予定がないならば関係ない話。そして新しいものが出たから買い換えたなんてケースでも同様。

他の例えで言うとあとはiPhone。新機種が出たら旧機種の価値が下がるのは当然です。ですが、発売前や発表会の前に売ってしまうと、iPhoneを所持していない期間というものが出来てしまいます。それが不便でないのならば良いですが、私は利便性の追求をする事で面倒くさい病を退治する事にもこだわっている為、iPhoneみたいな極端な例じゃなくても、そういう買い替えは出来ません。

 

◆必要になった時に、また買えば良いという考え方。置き場所も無料ではない。
基本的に、置き場所も財産なので、無駄に置き場所を専有されるのはよくない事です。

その為にも、さっさと手放してしまい、あとで必要になった時は、また買えば良いという考えは、一見、無駄に思えますが実際は無駄ではありません。

この行為が無駄というのであれば、そもそも買う事自体が無駄であるという考えに行き着いてしまいます。また、後述しますが、不便なものを無理に使い続けるのもよくありません。

ずっと持ち続けて、後にまた使う時がきたというケースよりも、そのままゴミになるケースの方が圧倒的に多いので、置き場所は無料ではない、という考えを持ちましょう。要らないものを置いておくのは、コストがかかっているので、手放してまた買い直した方が、結果的に安いのです。

 

◆不便ならば無理して使わない。
用途を想定して買ったものの、それほど使い勝手が良くなかった場合。
こういった場合は無理せずさっさと手放して買い換えてしまいましょう。高額なものでこういうケースに陥った場合。これは完全に買った人の責任です。

私は、何を買うにもまずは入門編として安いものを買う事にしています。プリンター、スキャナー、裁断機、スーツ、革靴、腕時計、カバン。今、色々と考えてみましたが、割とどんなものでもそうかも知れません。

いきなり高額なものを買って使いこなせなかったら馬鹿馬鹿しいです。まず安いものを買って概念を知り、自分が欲しいものはどういうものかを見極めて買い換える。そして、使わなくなったものはさっさと手放す。手放せないもの安いものならば、使わないなら使い潰すか捨てる。

 

◆まず安いものを買って、自分の欲しい機能を知り、買い換える。
これも冒頭に記載した、過去エントリー記事とかぶってますが、安いものを買って概念を知ってからステップアップしていった方が、絶対に効果的です。理解出来てるからゴミになりづらい。

最初から高いものを買っておけば良いというのは、お金にゆとりがある人か、いわゆる情弱(情報弱者)でも一向に構わない人達です。高いものは良い物である、という意識は意外と強いのです。

そういった検討が面倒くさいから最初から一番良いとされる物をとっとと買ってしまう。店員に一番いい奴をくれと言ってさっさと買い物を済ませてしまい、使わなかったらそれはそれで仕方ない、という考え方です。

ハイエンドモデルというのは数%の価値を知ってる人達相手ではなく、前述の様な人達に売る為に存在してるといっても過言ではなく、あとは高い買い物をするというシチュエーションにお金を払ってる人達の為に存在していると考えています。せっかくの旅行だからと自分へのお土産をどんどん買ったり、よくわかってないコース料理を食べたりする感覚に近いです。シチュエーションにお金を払っている。

 

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