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漫画『駆除人』が面白い

この記事の所要時間: 42

 現時点で漫画は2巻まで出ていますが、原作小説は何巻か出ていて、連載はオンライン小説サイトで無料公開されています。

駆除人
作者:花黒子
https://ncode.syosetu.com/n1406cr/

下に続く


物語概要

清掃員兼害虫駆除業者のナオキは、不慮の事故で死亡後、転生して異世界に来ていた。生前の知識を活かし駆除の仕事をしていたら、大量駆除のせいかアッという間に成長し――!? ツナギを着た転生者の異世界漫遊記!
Amazon商品ページより引用

 いわゆる転生モノで、漫画ではまだ死亡したという描写は出てない為、微ネタバレですが、あまり関係ないです。私は漫画を読んだ後に原作を読んだり読まなかったりしてますが、どちらも面白いです。

 おそらく編集の方針だと思いますが、微エロ要素があったりもしますが、連想させる程度だったり、直接的な描写はないのでグロい描写はないと思います。青年誌の連載マンガみたいなイメージ。

 原作の更新スタイルもあるのか、ショートストーリーの集合体なので、各章ごとに登場人物が異なる事もある為、概要さえ知ってしまえば後はどの章から読んでもまあまあ大丈夫な気がします。

 これも時間がない(娯楽選択肢が多い現代)に適してるスタイルだと思います。ダラダラと場面を変えて同じことを繰り返す物語ではないので飽きないし、仮に嫌いな章があっても読み飛ばしても良いと思います。

WEB発信が珍しくない現代

 中間に編集鳴り会社なりが入ると、著作者が無名であればあるほど、原稿料が安くなると思います。これはデザインや音楽といった仕事も同じだと思います。

 ですが、以前ならば雑誌に連載、もしくは描き下ろしのどちらかしかないに等しかったところ、WEB発信で見出されて商業誌で連載、Twitterで自ら発信して出版化、Blogで発信して自分でKindle発売など、中間に人が入らないでも商業ベースで活動出来る選択肢は増えています。

 ですが、編集や会社が間にはいる事で、作品クオリティが上昇したり、宣伝して貰えたりといったメリットもあるので、どちらが良いとかではなく、駄目だった時の次なる選択肢が増えていってる感覚。

 漫画駆除人を読んでて、こういう作品が人の目に触れる機会が増え、商業としてお金が貰える様になってるのはとても良い事だなと思います。お金は大事。お金がなければ素晴らしい作品も書けない(描けない)し。

「コンテストで転生モノは禁止」というのがあったというのをTwitterで知り、転生モノは沢山あるんだという事を知りましたがそれもどうでもいいと思います。殺人事件ジャンルが沢山あるのと一緒だし、ドラクエ社会現象以降、和製RPGがものすごく沢山出たのも一緒だと思うし。

 なるべくネタバレにならない様に作品を紹介したつもりが、ちょっと趣旨と変わってきたので話を戻しますが、駆除人は面白く現時点でまだ2巻。将来何巻も出たとしても、章別で読んでいけば問題ない感じなので、かいつまんで読むような読み方でも面白いと思います。

 もちろん全て読むのが一番だけど、ハードル果てしなく上がるからね。まず読むというスタートラインに立ってもらいたい。その為にはまだ2冊しか漫画が出ていない今が良いけど、将来沢山本があったとして全部はちょっと、と思ったならば1巻だけ読んでみて下さい。

 そして原作小説もかいつまんで読んだり、全て読んだり、自分にあったスタイルで触れ合ってみて下さい。

原作小説WEB連載
https://ncode.syosetu.com/n1406cr/

・創作に必要なのはお金。

生前不遇だった天才アーティストを引き合いに出す頭の悪い人も一定数居ますが、お金が必要なんて当たり前。そうやって言ってる人だってお金が必要だってわかってるのに、変な事を言う不思議。

漫画は原作者、作画者、編集全てのちからだと思うので、誰が上とか下とかはないと思います。ですが、評価されてお金が手に入り自信が芽生えたら、作品がよりよくなるし、お金を払って作品を買うというのはあらゆる意味で、大きな意味がある行為だと思ってるので、面白いと思ったらすぐ全巻買う事にしています。

お金がないと創作活動は出来ないです。そして、沢山お金があれば良い創作活動が出来るに決まってる。沢山お金があれば沢山の事を経験出来るし、沢山の時間を確保出来るし。

そんな訳で、例えば1万円しか持ってなくても一万円分漫画を買ったり映画を観たりしてしまっていますが、それによって好きな作家がより良い活動出来ると考えてるので、これからもどんどん好きな事にお金を使っていくつもりです。


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