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速読に対する3つの誤解

この記事の所要時間: 316

元々、本を読むのは速い方ですが、昨年から速読を実践しています。似たような事を前も書きましたが、今回は「速読」という言葉に対する誤解に対して。

速読というと錬金術的な胡散臭さを感じる人も多いかと思われますが、その誤解を解きたいと思います。

先に言ってしまうと、私の実践してる方法だと物語仕立ての作品、小説だと全く同じ様には読めませんが、沢山読んでるからか、それなりに速く読める様になってます。

また、これはどんな本でもそうですが、隅から隅まで丁寧に一回だけ読むより、雑に数回読んだ方が絶対に頭に入ります。雑というと語弊がありますが、一冊をまず一回パラパラとめくって興味あるところだけ読んで、次に最初から読み直す。興味ないところは読み飛ばす。本の内容がわかってくると他の部分も興味が湧いてくる事も多いです。

最も、そこまで一冊を何度も読み返すことはそうそう無いと思いますが……

元々、人間は80%くらいを忘れてしまう生き物らしいので、一度を丁寧に読むより興味深いところを好奇心と絡めて記憶させるのがベストだと考えています。

1,一瞬で全てを記憶する訳ではない。
そういった速読術もあるのかも知れませんが、私は出来ません。
速読と言っても、パラパラ漫画を見るかの様な速さで読める訳ではないし、一瞬で全ての内容が頭に入ってくる訳ではありません。私が実践してる速読は要点読みといった方正しいかも知れません。

 

2,見るのではなく、ちゃんと読む。
てきとうに本を見るのではなく、ちゃんと読んでます。本文と関係のない前置き文などは読み飛ばしてますが、最初にパラパラと前ページめくって、興味あるページだけ読んでから最初から読み直してるので、自分が重要だと思ってる事に関する見落としなどは殆どありません。要点を把握するのが大事。

 

3,大事なのは言い回しを把握する事ではなく、何を言わんとしてるかを理解する事。
本文と全く同じ言葉で把握、理解する必要はなく、自分の言葉に置き換えて記憶する事が大事です。その方が覚えられます。これが、本文と全く同じ内容で把握しなくてはならない等、古代中国の高級官僚試験、科挙を受けるとかならば別ですが、基本的には全く同じ言い回しで覚える必要はありません。繰り返し読んでると、結果として同じ言い回しで覚える事もありますが、それはあくまで結果論。

 

人によっては「それは速読ではなく、乱読、飛ばし読みの類だよ」といわれる方も居るかも知れませんが、興味深い本は後日も含めて、必ず繰り返し読むので、結果として忘れず記憶する20%部分の精度を高める事が出来ます。

繰り返しますが、初等教育ではないので、丁寧に全てを読む必要などなく、必要な部分だけを読むだけで充分なのです。丁寧に長時間かけて一回読むよりも、同じ時間を雑に数回読む方が絶対に頭に入ります。

何度も一冊だけを読むのではなく、複数冊繰り返しとかでも構わないと思います。もちろん、興味もないのに無理して何度も読む必要もないと思います。

もし、勉強しなくてはならない等で買った本がいまいち頭に入って来なかったら、間に他の本を挟みながら雑に何度も読んでみましょう。無理して苦痛を感じながら一度だけ読むより絶対に効率的です。

 

あとこれも大事な事ですが、私は一冊読み終えるまで次は読まないといった事はなく、読みたいと思った時に読みたい本を読んでます。読み終わってから次を読む等といったルールを作ってしまうと、読みたい本があるのに今読んでる本を無理して読まなくてはならなくなって、結果的にその本の事は全然頭にはいらなくなります。だったら今読んでる本と併読した方が良いです。

基本的に人間は感情と絡めたり、好奇心が働いてる方が記憶の精度が高まるそうです。

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