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誰でも出来る速読のコツ、捨て去って良い3つの無駄。

この記事の所要時間: 453

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元々本を読むのは好きだけど、勉強しようという意識を持って読むようになったきっかけは起業です。とにかく知らない事だらけなので、色々な本を片っ端から読みまくりました。

と、言っても基本的には勉強してる感覚ではなく、趣味の読書熱に火がついたといった感覚。

その為、色々な本を読むようになってる今より幅が狭く、ビジネス書や実用書、自己啓発本など、今まで手にとった事すらなかったような本ばかり読み漁ってました。その頃の私自身は本当に自由になる時間の大半を読書だけに費やしてたと思います。

そこで、とある本をきっかけに「速読という概念は別に特殊技能でも何でもない」という事を知り、多読、併読、あと特殊技術としての速読術の本などを何冊か読んでみましたが、結局「今までと変わらない読書スタイルで速く読む方法」を探すのが私にとっては一番、という事に気付きました。

今回はその方法を書いてみようと思います。

 

■速読とは速く読む特殊技術の事ではなく、無駄を省く技術の事

特殊な読み方をして特殊技術として速読する方法も沢山ありますが、そうではなく、ただ単に無駄を省いた読み方をするという方法で速読するのが自分には合ってました。

小説は殆ど読みませんが、それ以外は割と何でも読んでいます。

何でも読んでると言っても、文章作成術であるとか、話し方講座、ビジネスマナー入門の様な本は、買っても一ページたりとも読まないという事がわかったので、そういった本はそもそも手に取らなくなりました。

速読で沢山本を読む前に、自分にとって無駄な本を事前に取捨選択する事も大事。また、後述しますが、つまんないと思った本は最後まで読む必要はありません。

速読といっても、大した事をしてる訳ではないので、誰でも簡単に出来ます。

 

■速読のコツ、そして捨て去って良い3つの無駄。

1,一ページ目から無理して読む必要はなく、興味のない箇所は読み飛ばす。
読了という達成感を得る為には、端から端まで隅々まで読まなくてはならないないなんて事はありません。

小説だとそういう読み方は出来ませんが、まず最初に頭から最後までぱらぱらっとざっと目を通すか、目次を読んで、面白そうだと思ったところから読んでいきます。読みたい所があるのに後回しにする意味はありません。

読みたい箇所を読み終えたら一ページ目から読み始めても良いし、一ページ目からぱらぱらめくっていき興味深いところだけを読むという読み方でも良いと思います。

無理して全部を読む必要はないので、興味が無い項目や、説明に多くのページを割いてても既に理解できてて不要だと思ったら読む必要はありません

基本的に端から端まで隅々まで読んでも、要点だけ抑えて読んでも、覚えていられる事など限られてるので、無駄な情報を入れない方が得策です。読みたければまた読むし、隅々までを一回だけ読むより、複数回飛ばし読みした方が頭に入ります。

学生時代のテストで、長文の問題を全て読まず、要点だけ抑えて回答するあの感覚です。

読み飛ばしは悪ではありません。そういう意識があるならば、まずは意識改革。
大事なのは無駄な事はしない、という事。

なので、もしつまらないと思ったら読むのをやめて、ぱらぱらとページをどんどんめくっていき、興味深いところだけ読み始め、興味深いところがなかったらそのまま本を読み終えてしまうのがおすすめです。

 

2,読み返さない。
この「読み返さない」という意識を持つだけで、大分、本を読む速度は速くなります。速読において、これが一番重要なポイントかも。

何度もページや項を遡って読み返さないと頭に入らない様な事は、どうせ頭に入らないので、1で挙げた通り、読みたい所は最初に読み、その後はどんどん先を読んで、つまらない所は読み飛ばす。それだけで充分です。

この時点で気になったとしても、それは本の内容が気になるのではなく、単に「書いてある事を自分が理解できなかったという事実について気になってるだけ」と考えて、「読み返さないのはルール」と割りきってしまいましょう。人間、最初に定めたルールはあんまり破りたくないものなので、ルールは意外と効果があります。

繰り返しますが、後日読みたいと思えば自然とまた読むし、自分の中で重要だと判断出来ていれば嫌でも覚えてられます。そして、人間、大半の事は忘れる様に出来てるので、全てを覚えるのは難しいです。それこそ「覚えようとする努力」がまた別途必要で、そこまで読書に求める必要はありません。

ただし例外があって、明確に勉強したいと思ってる事ならば、読書とかとはまた違った話になってくるので、紙に手書きで書いて覚えながら読むとかすると良いでしょう。やはり紙に手書きが一番覚えます。

 

3,多読、併読推奨。「一冊読み終えるまで次は読まない」は無駄なのでやめる。
読みたい本が他にあれば、その時に読んでしまいましょう。その為、しおりは沢山用意しておくと便利です。

変に一冊読み終えるまで次は読まないなんてルールを作ってしまうと、関心が薄くなった本を無理に最後まで読まなくてはならなくなったり、一冊読み終える事が出来なかったという事実から読書自体に挫折してしまい兼ねない為、結果的に読書をするという大前提に対する足かせになってしまうので、多読や併読も当然の事として、最初にルールとして決めておきましょう

小学生の頃にやったような、一ページ目から最終ページまで隅々まで目を通すという様な行為は、本に書かれた字を見る義務感だけになってしまい、全く頭に入らないので無意味です。

読書とは、本文や字を見る事ではなく、本を読む事です。

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