いや、決め付けは良くないけど、別に断言してる訳じゃないからね。
でも、素材に対して頭ごなしに「それ○○のパクリじゃん」みたいな事を言いたがる人ほど、何の独創性もなかったり、ダメだから誰もやらないだけの事をオリジナリティとか言って凄い事かの様に推し進めたりしてる気がします。
そもそも、商品でも言葉でも音楽でもゲームでも映画でもなんでもそうだけど、素材に対して似てる似てないなんて言ったらきりがなく、探せば何かしら似てるものなんて出てくるもの。そこで表現手法すらも似てたら、それこそ自分なりの方法論が必要になってくるのかも知れないけど、全てを模倣して自分流に味付けという手法だって、立派な独創性だし。
ドラクエがあるからRPG作っちゃダメという事ではないし、表現手法はいくらでもあるし、映画でもSF映画とか沢山あるからって作ってはダメという事はなく、影響受けた作品があったらダメという訳でもなく。
というより影響なんて様々な分野から受けまくって当然。
例えば「文房具」という題材があったとして、それを如何に自分流に味付けしていくかが「オリジナリティ」であって、たとえば「鉛筆削り付き10色ボールペン」の様な、斜め上を行き過ぎたものを作ったところで、「トンチの効きっぷり」をアッピールしたり、デザインとかも相当練らないと売れないだろうし、そもそも売れない気がするし。
鉛筆削り付き10色ボールペンはまあ極端な例にしても、そういう少数にしか支持されなさそうなものが支持されたらそれは大きいけど、そこには結構な困難がつきまとう気がします。
だったら自分流の三色ボールペン、自分なりのボールペンを考案するのが当然の事だし、そこでボールペンを出したからといって「パクリ」だなんて誰も言わないだろうし。ただし、題材がメジャーであればあるほど、何かオリジナリティがなければ売れないだろうし、評価されないだろうけど。
その評価自体「他と変わらないから要らない」という事であって、言ってみれば「パクリ」と言われてるも同然。こういった意味でのパクリというのは正しい使い方だと思います。
なので「ボールペンを出そうと思うんだ」みたいなアイディアを「他の文房具メーカーのパクリじゃん」みたく素材に対して考えなしに言ってくる様な馬鹿は、あんまり気にしない様にしましょう。
もう少しひねらないとダメだよといった様なアドバイスならまだしも、素材に対してのみに反射的に言うだけでは意味がないし、そんな意見でやる気を失っても馬鹿馬鹿しいし。
そんなのを気にするくらいだったら、「評価される為(商品ならば売れる為)の付加価値=独自性」を追求するのが当然。
つか、評価さえされてしまえば、なんだって構わない訳で、やっぱり細かい事を気にしない方がいいと思うし、似せない様にするあまり、全くダメなものになる事こそがダメ。
自分の考え、言葉、作品。なんでもいいけど、自分を信じよう。
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